結論:「そうなんですね」単発は会話を止める。
日常も仕事も〈要約+感情ラベリング→質問〉に置き換えるだけで前進する。
今日は“日常版5 / 仕事版5”から、まず1本だけ選んで使う。
なぜ「そうなんですね」は伝わらないのか
相手の内容を受け取っていそうで、実は要約も感情への言及もゼロ。会話が止まりやすく、相手の“続ける動機”が生まれません。
日常シーンの言い換え5本
1. 話題共有
NG:「そうなんですね」
OK:「つまり◯◯なんだ。嬉しいね。どのへんが一番よかった?」
2. 共感→具体
NG:「へえ〜」
OK:「なるほど◯◯だったのか。具体的にはどんな場面で?」
3. 温度確認
NG:「へー、いいね」
OK:「気持ち的にはワクワク寄り?それとも様子見?」
4. 趣味広げ
NG:「そうなんだ」
OK:「◯◯って、始めるなら何からが良さそう?」
5. 相手主体化
NG:「へぇ〜」
OK:「要するに◯◯。もしよければ、次いつやる予定?」
仕事シーンの言い換え5本
1. 状況把握
NG:「そうなんですね」
OK:「つまり◯◯の遅れ。影響が一番大きいのはどこですか?」
2. 感情の受け止め
NG:「大変ですね」
OK:「それは負担が大きいですね。いま一番詰まっているのは?」
3. 事実の再構成
NG:「了解です」
OK:「要は◯◯の認識で合ってますか?違えば直したいです」
4. 代替提案
NG:「難しそうですね」
OK:「この条件だと難しいです。A案/B案ならどちらが現実的?」
5. 次アクション
NG:「そうなんですね」
OK:「では、私の方で◯◯を準備します。完了目安は◯◯、確認お願いできますか?」
言い換え10選(すべて短文・そのまま使える)
1) 要約+感情ラベリング
OK:「納期が詰まって不安なんですね。」
2) 確認+選択肢
OK:「確認です。AとB、どちらを優先しますか?」
3) 事実→具体の一歩
OK:「その“困る場面”を1つだけ具体で教えてください。」
4) 賛同+次の行動
OK:「同意です。では最初の一歩はA/Bどちらから行きましょう?」
5) 焦点合わせ(ゴール提示)
OK:「この話のゴールは、合意/共有/相談のどれにしますか?」
6) 反射要約(パラフレーズ)
OK:「つまり、◯◯で工数が増えたという理解で合ってますか?」
7) 配慮の明示
OK:「お忙しい前提で、要点を60秒で共有します。」
8) 期待値の確認
OK:「完成イメージを3語で教えてください。」
9) 温度の見える化
OK:「優先度は高・中・低のどれでしょう?」
10) クロージング予告
OK:「では、私から結論→理由→提案の順で1分だけ話します。」
コピペ用ミニ辞書
- 「要点を60秒で共有します。」
- 「A/Bどちらを優先しますか?」
- 「この話のゴールはどれにしますか?」
- 「完成イメージを3語で。」
練習ドリル(今日の会話で2つだけ使う)
- 上の10個から2つだけ選び、今日の会議/雑談で必ず使う。
- 使った後、相手の返答の長さ(秒)をメモ。効果を見える化。