結論: 最初の30秒は「自分10秒 → 相手15秒 → 次の一歩5秒」。
自分の情報は短く、主導権は相手に。
そして「続き」を置く。
まずは10秒:名詞ベースの自己紹介
名詞+現在形で1文。形容は1つまで。詳細は聞かれたら出す(自分から盛らない)。
例文(3パターン)
日常:「はじめまして、佐藤です。普段はカメラが趣味で、今日は写真の展示を見に来ました。良かったら、◯◯さんのおすすめスポットも後で教えてください。」
仕事:「こんにちは、田中と申します。都内で営業をしています。今日は御社の取り組みを勉強させてください。差し支えなければ、最近注力されている領域を後で伺えますか?」
学生/コミュニティ:「初めまして、山本です。大学で情報デザインを学んでいます。今日は発表を聴くのを楽しみに来ました。◯◯さんはどんなテーマで参加されました?」
つなぐ15秒:相手が答えやすい開き
WHYは避けて「きっかけ/最近/普段」。
選択肢を添えると答えやすい(例:「仕事で?趣味で?」)。
例文(3パターン)
日常:「◯◯さんは今日ここ、どんなきっかけで来られました?
(展示がお目当てですか?それともお友達に誘われて?)」
仕事:「普段はどんなことをご担当ですか?
(新規開拓が中心ですか、それとも既存深耕が多めですか?)」
学校/サークル:「最近、どんな課題やテーマにハマってます?
(プロダクト寄りですか?リサーチ寄りですか?)」
仕上げ5秒:次の一歩を置く
「また後で/続き聞かせて」で再会の糸を残す。
例文(3パターン)
日常:「少し場内を回ってきますね。後で、さっきのおすすめスポットの話、もう少し聞かせてもらってもいいですか?」
仕事:「この後セッションに入るので、一旦ここで。もしよければ、名刺だけ交換して、◯◯の事例について後ほど5分だけお時間いただけますか?」
学生/コミュニティ:「次の発表を観てきます。戻ったら、さっきの研究テーマ、参考にしている資料も教えてください。」
ドリル(30秒 × 3)
① 自己紹介を1行に削る(名詞中心)
② 返す質問1つ+選択肢を準備(きっかけ/最近/普段)
③ スマホ録音→“えーと”を削る → 30秒で収まるか確認
例文パック(そのまま使える長文)
日常A:「はじめまして、佐藤です。最近はフィルムで撮るのにハマっていて、今日は新しいレンズを試しに来ました。◯◯さんは、ここってよく来られます?(展示目当て/お散歩ついで)良かったら、撮影スポットの定番も後で聞かせてください。」
日常B:「こんにちは、山本です。コーヒーが好きで、近くの店を開拓してます。今日はイベントの雰囲気を見に。◯◯さんはどんなきっかけで?(お友達に誘われて/SNSで見て)」
日常C:「どうも、鈴木です。最近は週末に映画を2本ずつ観てます。良かったら、今季“気分上がった1本”教えてもらえますか?(配信/劇場/海外ドラマ)」
仕事A:「田中と申します。都内でSaaSの営業をしています。今日は御社の取り組みを勉強させてください。◯◯様は、新規と既存だとどちらの比重が大きいですか?もし差し支えなければ、最近手応えのあった施策を後で5分だけ伺えますか。」
仕事B:「はじめまして、木村です。プロダクト連携の担当です。セッションの後で構いませんので、御社での活用シーンを一つだけ、ヒントをいただけると嬉しいです。」
仕事C:「◯◯社の松本です。今日の目的は“事例研究”でして、もしよければ名刺交換だけ先に。後ほど、相互に事例を1つずつ交換させてください。」
NG→OK置き換え
×「お仕事何してるんですか?」 → ○「普段はどんなことを?」